交絡因子という言葉は、統計や医学研究の世界ではよく使われるけれど、実は私たちの日常にも深く潜んでいる“見えない犯人”のような存在だ。しかも厄介なのは、この犯人は堂々と目の前にいるのに、ほとんどの人が気づかないまま誤った結論を出してしまうこと。交絡因子を理解すると、世界の見え方が一段クリアになり、判断ミスが劇的に減る。これは100円どころか、もっと高くても読む価値があるほど強力な概念だ。
たとえば、「朝のランニングを始めたら仕事のパフォーマンスが上がった」という話があったとする。多くの人は「ランニングのおかげだ」と思う。でも実際には、ランニングを始めたことで“早寝になった”ことが原因かもしれない。あるいは、ランニング仲間ができて“気分が安定した”ことが影響しているのかもしれない。つまり、ランニングとパフォーマンスの間に“別の要因”が紛れ込んでいる。この“別の要因”こそが交絡因子だ。

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