ローソク足

ローソク足というのは、FXの世界で“もっとも小さくて、もっとも雄弁な語り手”だ。たった1本のローソク足の中に、買い手と売り手の攻防、迷い、焦り、期待、そして勝敗まで詰まっている。チャートを読むというのは、実はローソク足が語る“物語”を理解することに近い。これを知ると、チャートはただの線ではなく、相場の鼓動そのものに見えてくる。

ローソク足の面白さは、その形ひとつで市場の心理が丸裸になることだ。長い上ヒゲは「ここまで上がったけど、売りに押し戻された」という敗北の跡。長い下ヒゲは「ここまで売られたけど、買いが強くて戻した」という反撃の跡。実体が大きければ勢いが強く、小さければ迷いがある。まるで、相場が「今日は強気だ」「ちょっと疲れた」「一度戻したい」と感情を表現しているようだ。

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