アルゴリズムとは、問題を解くための“手順”だ。料理のレシピもアルゴリズム、渋滞を避けるナビのルート計算もアルゴリズム、あなたのSNSに表示される投稿の順番もアルゴリズム。つまり、アルゴリズムは「どうすれば最適に動けるか」を決めるためのルールの集合だ。そして人工知能(AI)は、このアルゴリズムを自分で学び、改善し、進化させる仕組みだ。かつては人間が手順を作っていたが、今ではAIが膨大なデータから“自分で手順を発見する”時代になった。
面白いのは、AIが“人間のように考えている”わけではないということだ。AIは感情も意図も持たず、ただパターンを見つけているだけだ。猫の画像を認識できるのは、猫の本質を理解しているからではなく、猫に共通する特徴(耳の形、目の配置、毛のパターン)を統計的に学んでいるからだ。つまり、AIは「意味」ではなく「規則性」を扱う。人間が直感で判断することを、AIは膨大なデータで再現する。これは“直感の数学化”とも言える。

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