火山は、地球の奥深くで起きている出来事が、たまたま地表に顔を出した現象だ。普段は静かに見える山が、ある日突然煙を上げ、赤いマグマを噴き上げる。その迫力は恐ろしいけれど、同時にどこか神秘的でもある。火山は、地球が“まだ生きている”ことを教えてくれる存在だ。
地球の内部は、実は完全な固体ではない。マントルと呼ばれる層はゆっくり流れる“固体のような液体”で、その中を熱が絶えず動いている。プレートが沈み込む場所では岩石が溶け、マグマが生まれる。マグマは軽いため上へ上へと上がり、出口を見つけたときに噴火が起きる。つまり、火山は地球内部の“圧力の逃げ道”だ。
日本に火山が多いのは、運が悪いからではない。日本列島は4つのプレートがぶつかる場所にあり、マグマが生まれやすい“火山の温床”に位置している。温泉が豊富なのも、地熱発電ができるのも、火山のおかげだ。火山は危険な存在であると同時に、恵みをもたらす存在でもある。

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